2016
05.29
100余年の年月を重ねた小林樓の建物
「この和室で結婚式をして、膝をつきあわせて一杯飲みながらすごしたい」
男気があり一本筋の通った新郎寿文さんのこの言葉から、本日の結婚式は始まりました
本日の結婚式は古き日本の婚儀【祝言】の文化を再現した人前結婚式
祝言とは神前結婚式の文化が広がるもっと昔 100余年の小林樓が生まれる古来からある結婚式
いつも朗らかで思いやりのある新婦愛さんの花嫁支度からこの婚儀は始まります
花嫁支度を整え 婚儀を迎える前の化粧の仕上げはお母さまより
愛さんがとても気に入っていた小林樓で最も歴史のある和室で
支度を整え 新郎のもとへ嫁ぐ前
今まで育ててくれた親御様に ご挨拶
楽しかったこと 辛かったこと 母子しか知らない沢山の思い出もあったはず
この1枚を見るだけで この和室での時間がどれだけ大切だったかが伝わります
婚儀の時となり、結婚式へ
婚儀の場は寿文さんが最も気に入っていた小林樓で最も大き畳の間
ご両家の前には祝言用のお膳が用意
指輪の交換や、末広がりの扇子に誓いをたて 結婚式はつつがなく執り行われました
結婚の儀式の後
いよいよお2人が最も大事にしていた、婚儀の和室での飲めや唄えやの披露の宴
小林樓の祝言式では その宴はご披露宴として別会場で行いますが
今回はお2人の希望を婚儀の和室で再現できるようアレンジ
お祝いのお酒と地元新潟で人気の甘酒と
一口サイズの祝肴を用意
畳の間で日本庭園を眺めて一杯を飲む
膝と膝をつき合わせて言葉とお酒を交わす
その雰囲気は100余年の歴史をタイムスリップをしたような
本来の祝言のある形
古来の祝言はここから3日3晩宴が続くそうですが
婚儀の和室で古き良き日本の結婚式を叶えた後は ご披露宴会場宴でのお披露目会
ゲストが一緒に参加できる催しで盛り上がり
お2人の門出に華をそえる感動的なサプライズの数々
ご披露宴の結びで沢山の方々からハンカチでは拭いきれない位の涙を見たとき
寿文さんの筋の通った男気 愛さんの愛情が
思いより深い、魂をこめてお付き合いをしているからと改めて感じた瞬間でした
時がたっても風化しない日本の美しく良き文化のような
深みのある良きご夫婦でありますように
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